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カワイ製作所さまのフィットクロスターをお借りしました。リフトアップキット製作開始です。
新車をいきなりお借しいただき恐縮です、吉田社長!
「ええよ、オレも車高上げたかったし、おかげでノアのシートレールの型取り完了したしな。」
フィットのバーターで、当社の古い70系のノアをお渡し。
補強パーツは以前から設定があるのに、なぜかシートレール設定が無い。事情をお伺いすると、当時の開発車両が配線多数のオーディオ改造車で、断念したとのこと。
カワイ製作所の70系ノア、ヴォクシー用シートレール、リリース開始!
さて、お借りしたフィットクロスターのチェック。
新型フィットでは、クロスターのみがオーバーフェンダーを与えられています。
通常のフィットから、30mmほど車高が上がっているようですが、それでもSUVのそれでは無い。
リアも同様、この手のクルマとしてはタイヤハウスの懐は狭い。
レジャー場所やキャンプ場へのアクセス時、少し心もとないし、大雪エリアのチェーン規制の際でも、もう少し余裕が欲しいところ。
リアにはホイルスペーサーが入っていました。吉田社長曰く、
「オーバーフェンダーが装着された分、ホイルが奥まってしまっている。車高を上げてくれたら、視覚的にも奥まった感が改善されると思うよ」
スペーサー入れてこの状態ではちょっとナロー過ぎ。
車高を上げ、フェンダーとタイヤの距離を離せば、視覚効果でナロー感も改善されそう。
目標リフトアップ量は40mm。
純正ショック、スプリングをそのまま活かすスペーサー方式で、駆動系にかかる負担を最小限におさえます。なおかつ車検の継続検査も、記載変更等無しで通過できます。
たった3~40mmのリフトアップでもスタイリングに変化が出ます。SUVルックなのに車高は乗用車レベルだったロッキーも、ワイルドに変身。
しばらく乗ってすぐにわかりました。良い車。特にエンジンが素晴らしい。
1.5L+ハイブリッドは、実質2.5LのNAクラスの感覚。コンパクトーカーを越えています。
その上加速がスムーズで上質。説明しにくいですが、今までの車には無い感覚。
視界の広さも特筆モノ。
自分自身がむき出しになっているような開放感。
ガンダムやダンバインのコクピットみたいです。
開発担当者が教えてくれたのですが、フロントウインドウの左右には小さな▲マークが。
これはドライバーの視点、視覚を無意識に安定させ、すれ違いなどをスムーズにさせるらしいのです!恐れ入りました。
https://car-me.jp/articles/11035
シートも良く出来ています!全然疲れないっと思ったら、なーんだ、レカロが装着済み。
http://www.kawaiworks.com/seatrail/seatrail4353.html
カワイ製のレカロ対応シートレールはすでに発売中。
補強パーツはもう少し先です(当社がクルマを借りてしまったので)。
今回、賛否が分かれたのがヘッドライトを中心としたデザイン。
デザインは性能ではないので、ワタシには客観的な判断は出来ません。
ただ、たった30分運転しただけで、技術と性能への強いこだわりを体感しました。エンジン、静粛性、運転のしやすさといった、見た目だけではわからない部分の完成度は、この数年、当社に入庫したクルマの中でも群を抜いています。
エンジン一つとっても、高出力で燃費が良いという単純なものでなく、静かで伸びが良く、同乗者は快適、でもドライバーは運転が愉しい、そんな不思議な味付け。他の部分でもそんなこだわりを随所に感じました。
近年、日本車はデザイン重視でクルマが作られ、それに応じて人気が左右されるケースが目立ちます。特にオラオラ顔。このフィットはその流れとは対照的に、見た目ではわからない部分への強いこだわりを感じました。技術のホンダへの原点回帰。
そしてホンダの開発思想といえば、Man-Maximum,Mecha-Minimum。メカニズムを最小限におさえ、居住スペースを最大限にするというもの。
そうだ、荷室の広さの確認しなきゃ。
…………
……
…
うッっ…いつの間にかカワイ製作所の納品物が…
「バックミラー遮らない程度に積んどいたゾ」
あ…ありがとうございます。
超長いタワーバーを敷き詰めてもへっちゃらな室内容量を確認(汗)。
フィットと呼ぶにはデカ過ぎる荷室。車中泊が可能であることが重要な時代ですから。
あまりクルマに興味が無いワタシは、本田宗一郎という創始者が神のごとくもてはやされていることに違和感がありました。
けれど、ある雑誌で彼の過去の発言を目にした時、衝撃をうけました。
「社長なんて偉くも何ともない。課長、部長、包丁、盲腸と同じだ。要するに命令系統を、はっきりさせる記号に過ぎない。」
日本では社長、大臣、先生という肩書きがつくだけで、実力無く人柄が最低でも、エライと判断されます
アメリカでは先生のことを先生(TEACHER)とすら呼びません。ファーストネーム、下の名前で呼びます。アメリカ実力主義の根底には、肩書きで人間を判断しないことがあります。政治家を安易に「先生」と呼び、無能が幅を利かせてしまう日本がアメリカに追いつくことは無理。所詮、GAFAのパクリ産業が幅を利かせるコピー大国日本。
「日本人は、失敗ということを、恐れすぎるようである。どだい、失敗を恐れて何もしないなんて人間は、最低なのである。」
コロナ騒ぎで右往左往し、自分の立場の保身に執着しているしている国のえらい人たちに突きつけてやりたい…
本田宗一郎のもっとも大好きな言葉は、
「嫌いなことを無理してやったって、仕方がないだろう。」
これは常に実践しています!えっヘン!今日も書類放置ッス(苦笑)。
「チャレンジして失敗を恐れるよりも、何もしないことを恐れろ。」
手前味噌ですが、当社の精神とまったく同じ。
今日も土曜日の会議は白熱。
新企画商品が目白押し。売れるかどうは二の次のネタばかり。
なので、このブログで紹介している開発情報を真似て商品展開したら大変な目にあいます(笑)
ハイゼットカーゴにアレの装着もほぼ完了!
商用バンに、チューニングパーツ作るなんて業界の常識ではありない。
けれど、売れるかどうかなんて気にしていたら、新商品なんて作れません。
そして商品が無ければ会社の存在意義もなく、社会の発展の一助にもなれません。
リフトアップキットをホンダ車に作るのは初のこと。過去、ホンダ車用の問い合わせはゼロでした。なので今回のクロスター用の開発は、需要が無いかもしれないという恐怖の中でのこと。
当社としては凄く勇気が必要なんです。でも、だからこそワクワクしています。お楽しみに!
そして良い週末を。
(家ラーメンで気合が入っているので、営業電話、鳴らさないでください)
初めまして。
北海道でフィットクロスター4WDを購入した物です。
リフトアップサスや車高を上げるキットをずっと探していましたので大変興味があります
製品完成しましたらすぐにでも取り付けしたいです。開発頑張ってください!
ハラダさま
クロスター用リフトアップキットに興味をもってくださったお二人目のコメントなのですが、お二人とも…
4WD
ご希望なんです。
開発車両が2WDで、今までのホンダの流れからすると、2WDと4WDではおそらくリヤが共通ではいけない可能性があります。
実は、昨日2WDの試作品が完成して、装着しました。
今週、ブログに掲載予定ですが、ちょっぴりワイルドになりました。
クロスター専用のフェンダーが効いています。
なので、なんとか4WDにも対応したいです。
希望的観測ですと、2WD用は装着できそうなのですが、リアの車高の上がり幅が2WDと異なりそうです。
4WDの確認できる車両、頑張って探します!
いつも早い返信ありがとうございます。丁寧な対応に、信頼できるメーカーさんなのだと嬉しく思っています。じっとお待ちしております。頑張ってください。
hide satouさま
( ̄^ ̄ゞ
何度も申し訳ありません。私のクロスターはe-hevの4wdなのですが、対応していますかね。
hide satouさま
入庫車両はe-hevの2WDでした。
現時点では共通性は不明です。
当社のリフトアップキットは、どの車種も4WDのお問い合わせがかなり多いので、クロスターでも対応したいと思っております。
恐らくフロントは問題がありません。
リアが同じであったら最高なのですが。
あと、車高の上がり幅が変わる可能性があります。
長年サーキット系、ドレスアップ系のパーツを販売してきたため、どうしても2WDを中心に考えてしまいます。
ご指摘助かりました。
時間はかかるかもしれませんが、開発できるよう努力いたします。
おおっ!いよいよ始まりましたね。先日書き込みしました、hide satouです。
ディーラーに行って、リフトアップキットのことを話しましたら、面白そうなので、ぜひやりましょうと言うことになりました。完成楽しみに待っております。頑張ってください。
本田宗一郎さんのことが書かれておりましたが、日本に初めてプラスネジを導入したのは、本日宗一郎さんだそうです。
hide satouさま
ええっ!?
日本にプラスネジを導入したのが本田宗一郎さんだったのですか!?
このネタは、いずれブログで使わせてもらおうっと。
ディーラーさまが乗り気になってくださっていることは、本当に嬉しい情報です。ありがとうございます。
ホンダさんは、オートサロンなどでリフトアップしたオデッセイ等を出展されていたのですが、アフター業界ではあまり豊富にリフトアップパーツがなく、正直なところ、当社も手探りでの参入となります。
そんな状況下でのhide satouさまのコメントは開発への強い後押しになります。
完成まで見守っていただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。